教育におけるICT

社会のICT化の波も教育の現場に

多くの企業でさまざまなICTが活用されるようになっている現在ですが、教育の現場でもICT化は進んできています。ただし、教育現場で求められるICTが企業のそれを同じようなものもあれば、まったく異なるものもあります。例えば、授業でICTを活用するというのは、一般企業とは異なる利用方法ということになります。
一般の企業では業務の効率化のためのICT化となっていますが、授業においてのICT化というのか効率のためとは異なっているからです。とはいえ、良くなるという点は多少はありますが、それがコスト削減や利益につながるというものではないのです。
便利な利用法としては、図や表などの拡大投影も簡単にできますし、インターネットを活用して調べ物をすることもできます。また、生徒個人が作った資料などをクラス全員で簡単に共有することも可能なのです。

教育のICT化は国の方針

最近、教育のICTが進んでいる要因には、文部科学省の方針というのがあります。文部科学省が推進するということは、国の方針でもあるということです。2013年に閣議決定された日本再興戦略において、2010年代中に1人1台の情報端末による教育の本格展開を目指すというのがあります。2010年代もいよいよ終わりですから、本腰を入れてきたということになるのではないでしょうか。
学校自体には校務システム等が導入され、教員や職員には1人1台でPCが用意されている学校も少なくなりません。生徒の管理をシステムで行っており、成績の処理や通知表といったものはシステムで行われています。教員の出退勤の管理なども同様です。これは一般の企業と同じということが言えるでしょう。ある意味では会員管理や、従業員の管理のシステムとなります。それに加えて教育に関してのICT化ということになります。

佐賀県で教育ICTを進める学映システム

佐賀県に本社を置く学映システムでは、教育ICTソリューションを展開し、多くの学校に導入、サポートを行っています。さまざまなシステムを独自開発しており、各教育現場に合わせたシステムを導入しているようです。地元ではCMも放送されており、システムを利用したことのない生徒さんやその親御さんでも知っている方は多いかもしれません。
学校に特化したIT企業で、地域に根付いた企業と言えるのではないでしょうか。もちろん、他の地域に営業所があり、佐賀県以外でも活動を行っているようです。国内には学映システムと同様に教育に特化したIT企業も多く、これからどんどん各地で教育のICT化が進んでいくことになりそうです。